「喉・胸の痛みにセルフケア」
新型コロナの影響でマスクをしたり、手洗いしたりと今までとは違う緊張を強いられています。
このことで、体はとても硬くなってしまい特に肺への負担が大きくなっています。
胸の真ん中には免疫にかかわる自律神経に関わる大事な部分があり、ここも硬くなっている方が顕著になっています。
今日ご紹介するツボは喉・胸を楽にするためのツボですので試してみてください。
鍼灸師さんが鍼を打つ場所です。免許がないと鍼は使えませんが指で指圧してもそれなりに効果は期待できます。
また、鍼ではありませんがテラヘルツ鉱石を使ったシールもかなり有効です。
指圧のポイント。
「ゆっくり5秒数えて押し、それを3~5回続けるのがオススメ」1日何回やってもいいですが、あまり強く押しすぎると筋肉を傷めることがあるので、痛くならないよう、優しくじわっと押すのがポイントです。痛た気持ちいいぐらいがいいです。
1・天突(てんとつ)
天突は喉の下で、左右の鎖骨(さこつ)の間で、胸骨(きょうこつ)の上端にあるくぼみです。
2・中府(ちゅうふ)
鎖骨外端の下から指2本分下がった部分にあり、肺を元気にし、呼吸を楽にしてくれるツボです。スマホやPC作業のやりすぎで前屈みになり、肺の容積が小さくなっている人が多くいます。中府のツボを使って肩前面を緩めると、姿勢を正し、酸素を取り込みやすくなります。筋肉が薄い部位なので強く押しすぎないように気を付けてください
3・侠白(きょうはく)
上腕二頭筋(力コブのできる所)の内側で肘関節より指幅5本分上のところにあります。上腕部にあり、力コブのほぼ真ん中にあります。
咳、痰、喘息や吸気時の胸痛、突然の息苦しさなど呼吸器疾患に対して特に優れた効果を発揮します。更に五十肩に有効とされています。
4・尺沢(しゃくたく)
尺沢は肺に関するツボの中でも水分に関係しており、気管や喉、皮膚などの乾燥が気になったときにオススメで、咳止めの効果があります。肘の内側のシワの上、親指側の、かたい腱の外側にあるくぼみになります。
5・列缺(れっけつ)
列缺は手首の親指側の骨(橈骨;とうこつ)の出っ張りの、ひじ側にあるくぼみにあります。
風邪による喉の痛みに効果的です。
6・大椎(だいつい)
首を前に倒したときに、首と付け根に飛び出る骨の下にあるツボです。第七頸椎と第一胸椎との間にあります。ここも風邪のような症状の時、ダライヤーなどで少し熱めに熱をかけてあげるか 大椎をはさんで上下に摩擦してあげるといいです。
7・肺愈(はいゆ)
肩甲骨と背骨の中間にあり、肩甲骨の真ん中の高さに位置しています。ツボの名前に「肺」とあるくらいですから、風邪をひいた時、咳がひどい時、喘息で息苦しい時など、肺の調子が悪くなると硬くなります。
8・督愈(とくゆ)
胸膜炎、肺結核、神経性胃痛のツボです。背骨と肩甲骨の間の1/2で大椎から下へ6番目の骨の位置になります。
9・期門(きもん)
なんとなく精神的に落ち着かない、動悸がする、といった傾向がある人は期門(きもん)を押すと良いでしょう。
期門は、第六肋骨と第7肋骨の間(乳頭から指4〜5本分)にありますが、ピンポイントで探そうとせず、大まかにそのあたりでちょっと響くかも、というところを押してみて下さい。