「運動が苦手 めんどくさい方へ ~ながらで出来ます」
コロナウイルスの影響で巣ごもり時間が増えてきた方も多いと思います。
体はある程度動かしておかないと座ってばかりではかえって固くなってしまうの知ってましたか?
私たちの体は血液によって細胞に必要な栄養も酸素も届けられ、また老廃物を回収しながら維持されています。
動脈には逆流防止の弁があり心臓から送り出された血液は一歩通行できますが、静脈には弁もポンプもないので足から心臓に戻るのは大変なんです。
そこで、弁やポンプの替わりをしているのが筋肉です。
静脈は浅い筋肉の近くに多くあり、筋肉の動きによって影響を強く受けます。
腰、肩、首などの痛みは血流が悪くなることで老廃物が溜まり、排出されないことで筋肉がパンパンに腫れ、近くに沿って走っている神経を圧迫しているからです。
そこで、ストレッチが有効なことは、すでにご存じだと思います。
でも、なかなか“さぁ ストレッチやるぞ~”とは、なりにくいのもあると思います。
いろいろなポーズを覚えなければいけなかったり、寝られるスペース、脚を投げ出せるスペースが必要だったりとハードルが高いものもありますね。
そこで、今回は椅子に座ってできる 主に首の疲れ・腰の疲れを取る方法をご紹介します。
これは、テレビを見ながらでもできる“ながらストレッチ”です。
それぞれの回数はあなたの感覚で“これでよし”と思う回数でいいです。※ここが大事です。
呼吸も止めずにゆっくりと続けながらできるだけ力は抜いておこなってください。
では、
- 椅子の背もたれに体を動かしても当たらないほどに浅く腰掛けます。できるだけ 膝が直角になる高さがよいです。
- 脚は肩幅ぐらい広げます。
- 両手の手のひらを上にして太腿の上に置きます。
- まずは、がんばって正しい姿勢を取るのではなく 躰の力を抜いていま楽な姿勢でちょこんと座った感覚を大事にしてください。
- 最初は、ゆっくりと首を下へ曲げ。次にゆっくりとアゴを上げて上をみます。
- 左右にゆっくり首を倒します。
この時に どの方向は倒しにくいかどれぐらいから引っかかるかを確認しておきます。また、倒した時にねじれが起きていないかも注意しておいてください。
- 確認したら、次はゆっくりと首を時計回りに無理ない範囲で大きく回します。そして、反対、反時計回りにも回してください。
- 今度は上体を前に倒し、後ろに反らせてみてください。
- 左右にも傾けてみます。首と同じように動きにくい方向やねじれを確認しておきます。
- 次は、腰を回します。骨盤と腰の骨のつなぎ目あたりを中心と思ってこれもゆっくりと大きく時計回りから始め、反時計周りも行います。
- ご自身の感覚で“これでよし”と思えたら、もう一度首の動き、腰の動きを確認してみてください。そして、座っている姿勢にも注目してください。始める前と後で違いありますか?
体は、自分のベストポジションを記憶しています。頭を空っぽにして身体が動きたいように動かせてあげることで全身が整い始めます。
楽になります。
その為の魔法の言葉が“これでよし”なんです。
でも理屈は聞かないでください。自然の摂理としか言いようが無いので。