「予防的医学について」
年齢を重ねると気になり始めるのが“健康問題”です。
気持ちは若いままで“今までは問題なくやれたんだからこぐらい大丈夫~”と意識せずに生活していて、ある日平坦な場所でつまずくとか、突然動悸が激しくなるなどいろいろ不具合が出てきます。
そうは言っても、痛くもかゆくもない状態ではなかなか“予防”という発想にもつながらないのも事実でしょう。
人は、慣れ親しんだ状況を変えることには極端に臆病になるものです。
予防といっても実は、3種類+αがあります。
線引きは、
1、 減塩や禁煙などで発病を防ぐ1次予防
2、 健康診断などで病気を無症状のうち発見して治療する2次予防
3、 起きてしまった病気の再発や合併症を防ぐ3次予防
4、 運動やメンタルケアによって病気になりにくい身体をつくる健康増進
予防は治療と違いその効果が見えにくのでなかなか真剣に取り組もうという気に慣れないのが本音ではないでしょうか。
病気になってからそれを治す治療に対し、病気になる前にリスク因子を制御しようとする予防。
つらい病気になると自分だけではなく周りの家族もつらく経済的影響も大きくなります。
予防にも多少の負担は伴うかもしれませんが、大きな負担を減らす先行投資という考えに切り替えるほうが自分にも家族にも優しいと思います。
高血圧や高コレステロールといった症状にもこのようにさせる生活習慣と食事があります。
当然、、一人ひとりの身体なので一律の数値だけで ハイあなたは病気です! ハイあなたは健康です! とは言えないと思います。
しかし、継続的観察していれば変化はわかるはずです。
異常な状態の長年の累積が臓器障害になるのは明白です。
ミネラルが豊富な天然塩、カリユウムやビタミンを多く含ん野菜を適量とり、散歩だけでなく体を支えるインナーマッスル・筋トレや正しいストレッチを1日 5分でもいいから継続して欲しいです。
特に近年罹患数が増加している疾患「糖尿病=高血糖」のもとになる「糖」の過剰摂取には気を付けてもらいたいです。
日本人は欧米人と比べ、膵臓から分泌され、血糖値を下げるホルモンであるインスリンがもともと少ないと言われています。
そこに、食生活の欧米化や朝抜き、頻繁な外食、インスタント食品の反乱など食習慣の乱れ、ストレスの増加が要因としてあげられています。
遺伝も関係するので近親者に高血糖の方がいれば自分もなりやすい体質であると注意したほうがよいようです。
また、糖尿病というと暴食を日頃している太った人というイメージがありますが、実態は隠れ肥満タイプや小太りといった方が大半だそうです。
高血糖が長く続くと消費されるはずのぶどう糖が使われないまま血中をめぐり、血管を傷つけてしまいます。そこが細い血管であれば、網膜症や腎症。神経障害が生じます。そこに、肥満や高血圧、脂質異常があると、太い血管の動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞が起きやすくなります。また、がんにもなりやすいともいわれています。
がんもブドウ糖大好きですからね。
予防のポイントは、血糖値の上昇をいかに緩やかにするかです。
よく言われるまめ類や食物繊維が多い野菜類、良質の蛋白質などをバランスよくとり、脂質の取り過ぎ、間食を控えるなどの食事の改善が大事です。
それでも、十分に改善できないときは、一度 “クロガリンガル”という植物からできた生薬を試してみるのもありだと思います。
日々、ボディケアをさせていただきながら思うことは、“病とは肉体を含む感情と精神と霊体の調和の乱れであり、辛い症状の働きは肉体が引き継ぎ、引き寄せ、創り出したものを浄化する”ためなんだなぁと。
なので、病を忌み嫌うことなく丁寧に向き合うなら魂は解き放たれ自由に羽ばたけると考えています。