全くもって不定期ですみません。
久々の更新になりました。
令和の時代になって、どんどん何かが変わってきていると感じる毎日です。
今までも変わっては来ていたのですが、一昨日はあんな感じだったのが今日はもう何かが違うというような変化のサイクルが早過ぎる日々を送っています。
このメルマガを読んでいただいている方も同じ体験をされているのではと思っています。
令和の時代、
外に答えを求める、探す時代は終わりに近づいていると思います。
自分という宇宙の中に可能性を求め、真剣に自分宇宙と向き合う時代が到来したのではないでしょうか。
私のところには、“体調が悪くて”体を整えてほしいという方も多いのですが、同じくらいに“こころを静かに”、“日常を平穏に”、“自分を取り戻したい”、と思われている方も来られます。
先日は、小学校高学年生のお母さんからの依頼がありました。
お子さんが「死ぬのが怖い」「人間の生きる意味が解らない」と食事も喉を通らない日があって心配だということでした。
この問いかけは、ご両親だけでなく学校の先生にも投げかけられているようです。
背景には、このお子さんの小さいときの体験もあります。
幼い身内を続けて亡くされた経験です。
トラウマになってしまったと言ってもいいでしょう。
お子さんとお話をすると
「死んだら真っ暗な中にず~と横たわっているだけ」
「大好きな家族からも離れてしまう」
「死は年齢に関係なく突然やってくる」
「何もできなくなる。次はどこに行くのかも、どうなるのかもわからない」
全てが不安でしかたない。
いままで夢中になれたゲームさえ味気ないものになってしまったのでした。
しかし、お子さんは知っていました。
●不安を抱えているだけではどうすることもできない。
●不安は自分の内側からやってくる
●不安は自分ではない塊・ゴルフボール大の機械のようなものが胸にあって、勝手に不安を創り出して自分を支配する
だから、
こころを強くして機械の暴走を抑えれば大丈夫。強くなればいいんだ。
その為には、いま目の前のことに全力を注いでやることをやればいい。
野球もゲームも勉強も、一つひとつ全力でやればいい。
人間は、一人ひとりテーマが違うから同じようにはならない…。
なんと、これだけのことをすでに知っているのです。
なのに、
”死へ”の不安は消えないのです。
このお子さんは、全力で“不安な自分”をいま生きていらっしゃると感じました。
勝手な解釈ですが、もがき苦しいけど魂から見ればすばらしい生き様だと思います。
魂は、自ら目覚めるためのストーリーを選んでいるからです。
専門医でのカウンセリングは受けられているとのことでしたが、お子さんからの申し出もあり今回対応させていただきました。
大人になっても人生ストーリーは、いつも山あり谷ありでいいこともありますが、ネガティブなことも同じかそれ以上にやってきます。
そして、不安や苛立ち、怒り、悲しみが纏わりついてきます。
やっぱり何歳になってもできるだけ、楽しいことだけがやってきてほしい、いつもワクワクしていたい、豊でありたい、そう願ってしまいます。
近頃はその為に、こうすればいい、ああすればいい、と教えてくれるものが沢山出てきました。
わたしもまずは自分の中にあるネガティブな感情や考えを手放せれば軽くなれるはずと、イメージを使い“花火を打ち上げる”とか“形にして海に流す”とかやってみました。
これが、意味が無かったというわけではありません。
ただ、ある時から「自分の中にネガティブ」を探すのに夢中になっている自分、「手放さなければならない」と思っている自分、「ポジティブなことを追いかけなければならない」と考えている自分に、こだわっていることに気づき、疲れている自分に気づきました。
インスタ投稿疲れみたいなものですか(笑)
そして、どMネガティブ探しと手放しジャンキー、ワクワクジャンキーをやめてみました。
止めてみてじゃぁ 不安や恐れやイライラが消えたのかというと、
やはりあります。
人と関わり、社会と関わっているからいろんな刺激的な出来事が、私をツンツンしてくれます。
ツンツンされるたびに、自分の中で明確になったのが、
何よりも欲しているのは、「自分の中のサンクチュアリ。どんな出来事がやって来ても、ポジティブなことでも、ネガティブなことでも、ただ中立な出来事として受け止め、理解し、過ぎ去れるようにしている自分」これを求めているんだなぁと。
デンマーク語に“HYGEE”(ヒュッゲ)という言葉があります。
なかなか日本語でピッタリとする言葉はないようですが、デンマーク人がとても大切にしている、時間の過ごし方や心の持ち方を表す言葉だそうです。
あえて言えば、ほっとくつろげる心地よい時間、またはそんな時間を作り出すことによって自然と生まれる幸福感や充実感、そして暮らしを楽しむ姿勢とも呼べるのかもしれません。
冬が長く夜も長い、気候的に恵まれているとは言いにくいデンマーク。でも、その環境の中で暮らしを楽しみ、幸せな心の状態を生み出しているのが「ヒュッゲ」だそうです。
AI問題や労働問題、人口問題に環境問題、どんな環境の中でも暮らしを楽しみ、幸せな心の状態を生み出す力は令和の時代にこそ創り上げていく必要があるのかもしれません。
外に答えを求める、探す時代は終わりに近づいていると思います。
自分という宇宙の中に可能性を求め、真剣に自分宇宙と向き合う時代が到来したのではないでしょうか。
その為にいろいろな方のサポートを借りるのは、アリだと思いますが「目的と手段」を取り違えないように注意したいものです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。