昨夜は、「腰部脊柱管狭窄症」の術後経過が良くなく寝れないぐらいしびれて痛いということでSOSをいただいた方の2回目の施術。
足をつくのも痛かったそうですが、痛いことより四六時中続く痺れのほうがたまらなく辛いということでした。
腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道(脊柱管)を骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで脊柱管が圧迫を受け狭くなる病気のことを言います。
姿勢を見させていただくと、腰、背中、肩が右側に極端にねじれている状態。
腰椎4番5番での狭窄だそうで、触診するとほとんど動かずもっこりと固く飛び出しているのがわかりました。
寝ていても膝が真っすぐ伸びないようになっていて、
当然、左右差があるので骨盤はねじれ、仙腸関節部分も広背筋もとんでもなく固くなっていました。
症状があらわれてから外科での処置は、もっぱら神経ブロック注射や脊髄の神経の血行を良くする薬などを処方されていたそうですが改善がみられなかったために手術に踏み切られたようです。
術後は、リハビリが肝心なんですがどういう経過なのかうまくいかなかったようですね。
1回目の施術では、その日に自立して歩けるまで回復したのですが翌日 好転反応が強く表れてしまいました。
できるだけソフトに好転反応が出ないように気をつけていたのですが、1日だけは出てしまいましたね。
まだまだ、未熟ものです…。反省。
2回目は、反省をもとにさらなるソフトで、でも、しっかりとポイントは抑えてさせてもらったので太腿をしっかり上げても痛みも出ずデイケアにも行けたそうです。
この症例でも言えたことですが、問題を抱えている部分だけをいくら緩めても改善されません。
遠いところにポイントがある場合が多いですね。
それは、筋肉の中にある筋線維の結束が問題だから。
結束によって血流が悪くなり、酸素がいきわたらなくなり、老廃物が溜まることが引き金になるからです。
そこを緩めて血流を改善すればかなりの確率で改善します。
肉体的なアプローチの部分ではね。
あとは、その他へのアプローチもありで、必要です。