2020年12月22日
今日は 土星と火星がぴったりと重なるグレート・コンジャクション(コンジャクション・合=それぞれの性質が強調される)の日です。
そしてここから、土星と木星が土(現実・組織・経済・土地)の時代から風(知性・個人・コミュニケーション)の時代へ移ります。
これを西洋占星術ではグランド・ミューテーション(突然変異)と呼んでいるそうで200年あるいは400年に1度というぐらい珍しいことだそうです。
一説にはイエス様が生まれたとき東方三賢人が見たベツレヘムの星の光がこれだったかもとも言われているようです。
2020年は1月上旬から土の時代の終焉的最後の光を放っていたようで、トランプによるイラン要人の爆殺から始まり、武漢から世界へのコロナパンデミック、世界のロックダウン経済封鎖、医療崩壊危機・・・
正に土星が象徴する(抑圧と制限 忍耐)と冥王星が象徴する(破壊と死と再生)のコンジャクション(合)が現われていたと思えます。
そして、22日今日、土星は拡大・解放・幸運を表す木星と共に水瓶座に入ります。
水瓶座は風の星座と言われていて、土が表す組織やお金などに重きがある時代と異なり 「知性とコミュニケーション」 「知性と情報」 ネットワーク、理想や概念といった見ることも触ることも出来ないけど”たしかに在るもの”、抽象的な世界観や感性的なもの、意識の世界に重きを移行してきます。
これは、人類の集合意識にも働きかけていくので個性や個人の違いを認めつつ協働していこうという時代へ徐々に変容していくことを意味します。
ただし、土星の忍耐強さ、思慮深さと木星の進歩・拡大の相反するエネルギーが同居するので多少の痛みや葛藤は伴うとは思います。
ということは、とにかく、やってくるものはくるのだから、やるべきことはさっさとやって、やり遂げるしかない・・・
耐えることも楽しみ、既成概念に捕らわれず、有名な誰かが言っていたあの先生が言っているからと妄信することをやめ、テレビ、新聞、週刊誌などの一方向からの見方を採用せず、自分の肉体を大切にし、自分自身を安売りせず大切にし、許し合い、支え合っていこうと言うことになります。
要は、家族のなかでも会社のなかでも地域社会のなかでも一人の人間・個人として自律して、パートナー・子供もにも自律してもらい、その上で対等に生活者として関係していく時代、意識を高め合う存在になる。それが互いの幸せになっていく時代に移行していきます。